チーク(ちーく)
広葉樹の一種です。
赤みがかった褐色で、軽くて堅く、狂いが少なく、耐久性がある高級材。 地役権(ちえきけん)
他人が所有する土地を、自分の土地の利便性を高めるために利用することができる権利。
例えば、他人の土地を通行する権利や他人の土地から水を引く権利、他人の土地に高い建物を建てさせない権利など。 所有者間の契約によって設定されるのが一般的です。 チェッカープレート(縞鋼板)
(ちぇっかーぷれーと) 圧延ロールの表面に刻み目の縞目(しまめ)を入れて鋼板の片面にすべり止めなどの模様を規則的に浮き出させた鋼板のことを言います。
床板などに用いられます。 地階(ちかい)
床面が地盤面より下(地下)にあり、その低さが天井高の1/3以上ある階であることを言います。
つまり、最大で天井高の2/3までなら地上に出てもかまわない。したがって、窓やドアを設置したり、ピロティ状の開放空間とすることも可能である。また、完全に地盤面より下にあっても、周辺の地盤を掘り下げドライエリア(空堀)を通じて外気に開放することもできる。 違い棚(ちがいだな)
二枚の棚板を左右から食い違いに吊った棚で、和室の飾り棚として設けられる。
床の間の脇(床脇)に設け、普通、1間(約1.82m)か0.75間(1.365m)の間口で、上方に天袋、下方に地袋が設けられ、これらの設備全体も違い棚と呼ばれています。 床の間、書院とともに和風室内装飾の重要なもので、室町時代に始まった。元来は置き棚であったが、やがて造り付けとなったもので、江戸時代には書院造りの住宅のなかで大いに発展した。 地積(ちせき)
土地の面積のこと。登記簿上の土地の面積と実際に測量したときの土地の面積が違うこともありますので注意が必要。
地耐力(ちたいりょく)
地盤の建物を支持可能な耐力。地盤の強さを表します。
チタン合金(ちたんごうきん)
チタンを主成分として、アルミニウム、クロム、鉄などを添加した合金のことを言います。
軽く、耐熱性、耐食性、強度に優れ、建築では屋根材や外壁材に利用されるほか、内装材や家具用材としても使われています。 千鳥(ちどり)
斜めに互い違いに入り交じることを言います。
剛床の床合板や、ドライウォール工法の石膏ボードなど強度を増すために、互い違いに張ることを千鳥張りという。 チムニー(ちむにー)
煙突のことです。
チムニーには暖炉のための実用的な煙突だけでなく、洋風住宅の外観のアクセントとするための、形だけのチムニーを取り付けることもあります。 チャーチチェア(ちゃーちちぇあ)
背もたれの後ろ側に聖書を入れるスペースがついた椅子のこと。
茶箪笥(ちゃだんす)
主に茶器、食器類を入れる和家具のこと。
茶の間に置かれることが多く、引き違いの戸と、いくつかの引出しをもつ。 茶庭(ちゃにわ)
露地とも呼ばれ、茶事を行うために蹲踞や飛石などを設けた茶室への道すがらの庭のことを言います。
一般の回遊式庭園や観賞式庭園と異なり、明確な使用目的をもった実用の庭で茶庭という呼称は新しく、もとは露地と言い茶の座敷へ行くための通路の意味。 千利休の晩年から没後にかけて、飛石、手水鉢、石灯籠、潜り戸、木戸、腰垣、植栽などが配置され、今日のような体裁がしだいに整ってきた。 また、築山庭造伝(ちくやまていぞうでん)にその定式が示されている。 チューダー様式(ちゅーだーようしき)
16世紀イギリスのチューダー王朝期の様式のこと。
ゴシック様式を受け継いでいるが、イギリス・ルネサンスの初期ともみなされる。 チューダー・アーチと呼ばれる幅広で平たい尖頭アーチはこの時期の特徴。 また、ハーフティンバーの住宅が多く見られるようになった時期でもある。 中間スイッチ(ちゅうかんすいっち)
コードの中間に取り付けたスイッチのこと。
小型の電気器具の点滅を手元で行なうためのスイッチ。 柱脚金物(ちゅうきゃくかなもの)
玄関の独立柱やバルコニーの受け柱の柱脚に使用し、暴風時の吹き上げ力によって、ポーチなどが飛ばないように、独立基礎に埋め込んで使用する金物のことを言います。
中性色(ちゅうせいしょく)
寒色 及び 暖色でもなく、色相環上で黄緑から緑、紫から赤紫を指します。
中性色は、寒くも暖かくも感じない色。 鳥瞰図(ちょうかんず)
鳥が見ているような高いところに視点をおいた透視図のこと。
鳥瞰図は、地図の技法および図法の一種で、上空から斜めに見下ろしたような形式のものを言い、俯瞰図(ふかんず)とも言います。 調光(ちょうこう)
照明器具のランプの明るさを調節する機能のことを言います。
明るさを自由にに調節でき、くつろぎや作業など暮らしのシーンに応じた光の演出が自由自在にできます。 また、調光して照度を下げると、全灯時より消費電力がダウンし、ランプの寿命も延びるため、省エネにもつながります。 リビングや寝室はもちろんのこと、時間や年齢などに配慮した照度が必要な廊下などにも最適です。 長尺カラー鉄板
(ちょうじゃくからーてっぱん) 亜鉛鉄板(薄鋼板)にカラー塗料を焼付け塗装した塗装鋼板で、さびに強いのが特徴。
長尺はコイル状に巻いてあり、屋根を端から端まで継目なく葺くことができます。 丁番(ちょうばん)
開き戸や開き蓋などの開閉軸に用いる金物で、「蝶番」とも書き「ちょうばん」、若しくは「ちょうつがい」と読まれている。
一般的には、1本の軸を中心に左右に開く「平丁番」を指します。 他に、枠なしのガラス扉用の「ガラス丁番」、扉の小口に掘りこむ「隠し丁番」、金属扉に用いる「旗丁番」など、取り付ける扉の素材や状況などに応じていろいろな種類があります。 直接照明(ちょくせつしょうめい)
光源の全てが直接、下方に向かって照射するライティングの方法です。
ライティング効果が高い反面、天井やコーナーは暗くなります。 直流(ちょくりゅう)
電圧の大きさと電流の方向が、時間的に変わらない電流のことです。
直流に対して、時間とともに大きさと方向が周期的に変わる電流を交流と言います。 |
地域地区(ちいきちく)
都市計画法で定められた住宅地、商業地、工業地などの土地利用上のゾーニングのことを言います。
建築物の用途、建ぺい率・容積率などを定めた12種類の用途地域の他に、高層建築を促す高層住居誘導地区、建築物の高さの最高・最低限度を定めた高度地区、一般的な規制が適用されない特定街区、火災予防のための構造を定めた防火地域・準防火地域、景観の保護について定めた美観地区・風致地区、歴史的風土保存地区、緑地保全地区などがある。 チェスト(ちぇすと)
衣類や小物類を収納する箱型の家具のこと。
現在では引き出しのついたタンスのこと。
遅延損害金(ちえんそんがいきん)
定められた予定日に支払わなかったことにより、相手方に対し損害賠償として支払わなくてはならない金額のことを言います。
当事者間で定めなかった場合には、商事法定利率の年6%で計算し、定めていた場合でも14.6%を超える部分は消費者契約法で無効とされています。 地下室(ちかしつ)
床が地盤面より低いところにある部屋のことを言います。
建築基準法では、床面から地盤面までの高さが、天井高さの1/3以上のものを言います。 また、このような条件にある階を「地階」と言います。 千木(ちぎ)
神社の屋根の上、破風の両端に交差して長い木を高く突き出しているものを言います。
地業(ちぎょう)
基礎を支えるための、基礎底より下に栗石、割栗石、砕石、杭などを設けた部分のことを指します。
また、掘削が終わった後に、根切り底の地盤を固めるための栗石、目潰し砂利、砕石などを敷き、ランマーなどで突き固め、捨てコンクリートを打つまでの工程の作業のことです。 突き固めを行なう際の、砂、砂利、割栗石、砕石などの材料の種類により、「砂地業」、「砂利地業」、「割栗地業」、「砕石地業」と言います。 チッペンデール様式
(ちっぺんでーるようしき) 18世紀イギリスの家具作家、トーマス・チッペンデールの様式のことを言います。
クィーン アン様式やルイ15世様式の影響のほか、中国風なども取り入れている。 チッペンデールは18世紀中頃に家具設計図集を出し、当時の家具デザインをリードした。 地番(ちばん)
土地につけられた番号のことです。
登記簿上の地番と住居表示は一致しません。 地目(ちもく)
その土地がどのように利用されているかを表したものです。
田、畑、宅地、山林など21種類に分類されています。住宅を建てる場合は地目が宅地になっていることが必要です。 茶室(ちゃしつ)
茶会の主催者が客を招き、茶を出してもてなすために造られる施設で、日本庭園の中に造り、露地(茶庭)を設けるのが一般的でした。
また、素朴な材料で造られた草庵茶室がよく知られている。 近年では茶道の稽古をしたり、茶を楽しむために炉が切ってある和室(畳のある部屋)も一般に茶室と呼ばれ、通常4畳半以上を広間、それ以下を小間と称している。 尚、茶室という呼び名は江戸時代以降のものです。 茶の間(ちゃのま)
食堂と居間を兼ねた性格の部屋で、家族の生活全体である主婦室を兼ねる場合もあります。
また、和風住宅における食事、およびその後の家族団らんに用いる部屋。 卓袱台(ちゃぶだい)
折り畳みのできる短い脚のついた食卓のこと。
卓袱は中国でテーブル掛けを指し、転じて食卓を意味する。 仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)
不動産業者の仲介による売買で発生する料金のこと。
中間金(ちゅうかんきん)
土地や建物の売買契約や工事請負契約を結び、手付金や着手金を支払った後、最終決済までの間に支払う金銭のことをいいます。
虫害(ちゅうがい)
建物が虫類によって侵害されることをいいます。
虫類は白蟻、ヒラタキクイムシ、シバンムシ、コナクイムシ、キクイシャコ、キクイワラギムシなど。 柱頭 柱脚(ちゅうとう ちゅうきゃく)
柱頭は柱の上部で梁に接合する部分。柱脚は柱の足元で、土台やベースープレート、若しくは梁に接合する部分。
木造の建物では構造計算、若しくはN値計算、または仕様規定によって算定される補強金物が、柱頭・柱脚に同一金物として必要。 鋳鉄(ちゅうてつ)
鉄と炭素の合金のうち、炭素含有量が1.7%以上のもの。圧延は出来ないが鋳造性に富み、複雑な形状も容易につくることができます。
鋳鉄で作られたものに、ドレンやマンホールの蓋、また、上水道、下水道、工業用水、農業用水、ガス導管などの配管に用いられる鋳鉄管などがあります。 長期荷重(ちょうきかじゅう)
固定荷重、積載荷重などの長期間、あるいは永久的に働く荷重のこと。
彫刻欄間(ちょうこくらんま)
天然木の美しい木目を活かし、主に花・鳥・風景など様々な模様を立体彫りした欄間のことを言います。
彫刻欄間では、片面ずつで模様を違える場合は、板の厚さが1cm以上ないと彫れない。 手水鉢(ちょうずばち)
日本式の山水風景式庭園に用いられる石造の手洗い鉢のことを言います。
元来、神前、仏前で口をすすぎ、身を清めるための水を確保するための器を指し、その後茶の湯にも取り入れられ、露地の中に置かれるようになり、蹲踞(つくばい)と呼ばれる独特の様式を形成していった。 調度(ちょうど)
平安時代に貴族の住宅での室礼(しつらえ)に用いられた家具や道具類のこと。
近世では大名調度、婚礼調度などの呼び名が使われるなど、生活に使われる家具、道具の総称となり家具調度などとも言う。 今日でも調度品という言い方が使われています。 直階段(ちょくかいだん)
上階から下階まで一直線に結ばれている階段のこと。
直階段は、見通しの良い階段ですが、バランスを崩すと下まで転がり落ちる危険があるので、階段スペースが許されるならば途中で踊り場を設けることが望ましい。 また、直階段は、構造がシンプルなため階段のなかでも低コストで仕上げることができます。 尚、直階段(戸建住宅の階段)の変形として、下廻り階段、上廻り階段、上下廻り階段があります。 散り(ちり)
垂直な二つの面のわずかなズレの部分やそのズレ幅を指します。
壁仕上面と額縁、ドア枠などの造作材や真壁納まりの柱や和室造作材の壁からの出幅寸法など。 |