ゆ
ユーティリティ(ゆーてぃりてぃ)
洗濯・アイロン・などの家事作業を行なうスペース又は部屋のこと。また、「家事室」とも呼ばれています。台所や洗面室などに隣接して設けられたり、台所などの一角にユーティリティーコーナーとして設けられることが多い。
有彩色(ゆうさいしょく)
赤、黄、青などのような彩りのある色のこと。
優遇金利(ゆうぐうきんり)
銀行などの金融機関が、キャンペーンや取引状況(給与振込や定期預金など)によって、通常の店頭表示金利よりも低いローン金利が適用され優遇された金利のこと。住宅金融支援機構のフラット35にも、優良住宅取得支援制度を採用すれば優遇金利の適用があります。
融資事務手数料(ゆうしじむてすうりょう)
ローン契約を結ぶときにかかる手数料のこと。
ローン1件ごとに必要となり、複数ローンを組む際は、それだけ手数料がかさむことになります。
優良住宅取得支援制度
(ゆうりょうじゅうたくしゅとくしえんせいど)
フラット35を使用する場合に、「省エネルギー性」、「耐震性」、「バリアフリー性」、「耐久性・可変性」の4つの性能に優れた住まいの基準のうち、1つの基準を満たす住宅を取得する場合に、当初5年間の借入金利について、年0.3%の優遇を受けることができる制度のこと。
優良住宅取得支援制度の愛称として、証券化支援事業の名称フラット35に、質の高い住宅という優良住宅取得支援制度のイメージを表現する「S」を付けて、「フラット35S」と呼称されています。
床下換気口(ゆかしたかんきこう)
床下湿気の排湿のために基礎の立ち上がり部に設けられる換気口のこと。
最近では、構造の弱点を作らないために床下換気口を設けずに、基礎パッキン工法による床下換気が多用されています。
床下点検口(ゆかしたてんけんこう)
床下のメンテナンスために設けられる点検口のこと。人が出入できる大きさがあり、押入れの床や床下配管の接続部分の近くの床面などに設けられることが多い。
また、台所や洗面脱衣室に床下収納庫を設ける場合には、それを床下点検口として兼ねることも一般的に行なわれています。
床下点検口は、建物の維持管理において重要なもので、点検口があると経年変化による漏水事故などの防止や建物の傷み具合を定期的に点検することができ、また、建物の施工技術の水準や建物に対する施工者の姿勢が分かるともいわれています。
床束(ゆかづか)
1階床の大引を支える床組の垂直部材のこと。以前は90mm角程度の木材でしたが、乾燥・収縮による床鳴りを防ぐ為、高さ調整が簡単にできる既製のプラ束、鋼製束が多く使われるようになりました。
雪止め瓦(ゆきどめがわら)
屋根からの雪の大量落下を防ぐため、輪形あるいは駒形の雪止が施された瓦のこと。
油性塗料(油性ペイント)
(ゆせいとりょう(ゆせいぺいんと))
溶剤に有機溶剤を使った塗料のこと。この有機溶剤の種類というと、一昔前ですとトルエンやキシレンなどが一般的でしたが、人体・環境への悪影響、引火性の高さなどの問題点があり、今はかなり変わってきています。
尚、油性塗料は、外部の影響を受けづらく、また、乾燥も早く、作業性が良いのが特徴です。
ユニットバス(ゆにっとばす)
工場で製作された部材などを現場で組み立てて施工する浴室のことで、施工性や防水性に優れている。
既存の開口部や配管を利用できるリフォーム対応機種もあります。
また、図面上では、略して「UB(ユービー)」と記載されている場合があります。
ユニバーサルデザイン(ゆにばーさるでざいん)
年齢や性別、障害の有無にかかわらず、誰でもが利用しやすいように考え、設計されたデザインのこと。住宅関係では、ユニットバスなどが取り入れられています。
輸入住宅(ゆにゅうじゅうたく)
海外の設計思想による住宅を資材別、またはパッケージで輸入して国内に建築する住宅のことを言います。
有圧換気扇(有圧扇)
(ゆうあつかんきせん(ゆうあつせん))
一般の換気扇は窓や外壁に取り付けて運転する方式のため、空気抵抗があると極端に風量が低下してしまいますが、有圧換気扇はある程度の静圧をとっても風量が低下しないように設計されている換気扇です。有圧換気扇は、飲食店や工場などの主に業務用で、極めて大量の空気を換気する際に使用されています。通常の換気扇と、有圧換気扇の違いは、空気に対して圧力をかけるか、かけないかという部分で、この空気に圧力をかけて流れを作るものを静圧と呼びます。家庭用で利用されている換気扇は、静圧が無いか、もしくは、弱圧タイプのもので、外からの風の影響を受けて風量が低下します。フィルターを、取り付けていないとホコリやチリが舞い込んでくる場合がありますが、比較的、低騒音で一般的なものです。有圧換気扇は、静圧を利用しているので、外の環境からの影響を受けにくく、空気を循環するので、一定量の空間を保てる換気扇です。
誘導灯(ゆうどうとう)
室内において非常口・避難通路を示す為の、発光する標識のこと。
釉薬瓦(ゆうやくがわら)
成形乾燥後、吸水率を抑えるために釉薬を付けて焼成した粘土瓦のこと。
床荷重(ゆかかじゅう)
床にかかる荷重で、床の自重(固定荷重)、積載荷重などのこと。
床組(ゆかぐみ)
床を構成する部材の総称。「根太」、「大引」、「床束」などのこと。
床下収納庫(ゆかしたしゅうのうこ)
キッチンの床下などに設ける、プラスチック製の収納ボックスのこと。床下収納庫の蓋の表面仕上は、フローリングやCFシートなど、床下収納庫を設置する部屋の床仕上材に合わせることが可能です。
床下収納庫には、断熱タイプや気密タイプのものもあります。
床高(ゆかだか)
地盤面(設計GL)から1階の床面までの高さのこと。 建築基準法では防湿処置を行なわない場合は、45cm以上必要と規定されています。
床暖房(ゆかだんぼう)
床面を暖め、熱放射、接触による熱伝道、及び自然対流によって温熱感を得るシステムで、大きく分類すると、「温水式床暖房」と「ヒーター式床暖房」があります。
床面積(ゆかめんせき)
各階ごとの床の面積のことで、吹抜部分や小屋裏収納として扱われる場合は算入されません。
床伏図(ゆかふせず)
縮尺1/100程度で、1階の床組を上から見下ろした図面のこと。「土台」・「大引」・「根太」・「根太掛け」・「床束」・「床合板」などの配置・寸法・継手・材種などを表した構造図。
雪見障子(ゆきみしょうじ)
障子の下部にガラスをはめ込み、小障子を摺り上げる事でガラス面より外部が見える様に組まれた障子のこと。
ユニット鉄筋(ゆにっとてっきん)
鉄筋を現場にて配筋せず、事前に工場で溶接加工を行い組み上げる鉄筋のこと。
ユニット鉄筋は、精度の良い均一な施工と現場の省力化が図れます。
ユニット貼り工法(ゆにっとばりこうほう)
湿式工法での、壁タイルの施工方法です。
ユニット貼り工法は、「マスク工法」とも言い、モザイクタイルや小口平タイルなどの小さなタイルを貼るときに使われる工法です。
300mm角のシートにあらかじめタイルを貼っておき(ユニットタイル)、このユニットタイルの裏側に、モルタル塗布用のマスクをかぶせたうえ、貼り付けモルタルを塗り、マスクをはずしてタイルを貼る工法です。
尚、シートで貼っていくので、広い面積を手早く貼ることができるため工事費も安く、工期も早いので多くの建物で一般的に採用されています。